加圧トレーニングの効果

昨日はメガビタミンについて書いていこうと思うと言っておきながら、今日は加圧トレーニングについてです。

加圧トレーニングは10年くらい前にとんでもなく流行して、加圧トレーニング施設が雨後の筍のように増えまくったけど、その中の一つがうちのスタジオだ(笑)

今となっては加圧のブームはすっかり去り、加圧ではないパーソナルトレーニングが主流になってきている。

では加圧トレーニングにそれほど効果がないのかと言ったら、そんなことはない。今までの常識を覆すような効果が加圧トレーニングにはあるのだ。

①筋肥大

加圧トレーニングというくらいだから、加圧トレーニングは筋肥大において有効な手段となる。これまでは筋肉を肥大させるには1RMの70~80%くらいの負荷を用いるというのが定説だったが、加圧は1RMの20~30%の負荷で筋肥大をおこすことが可能だ。それも、1RMの80%の負荷をかけた時と同等か、それ以上の効果といわれている。

何でそんなことになるのかって話をすると、簡単にいえばIGFー1の増加やミオスタチンの抑制なんかが関与しているということなのだ。ちなみに加圧は成長ホルモンが出まくるということで流行ったような気がするけど、成長ホルモンでは筋肥大は起きない。だけど、脂肪の分解は起きるし、コラーゲンの合成が高まるし成長ホルモンが出まくるのはとてもいいことであることに違いはない。

当時、加圧の研究を任されていた東大の石井直方教授は、この研究の結果をヒントにスロートレニング提唱して世に広めることとなる。ただ、スロトレ自体はその前から海外でアスリートの間で普通に広まっていたし、国内でもスロトレの第一人者大川達也氏が活躍していた。でも、科学的にその効果を証明したのが石井教授なのだ。(多分)

②血流改善

加圧トレーニングの一番いいところは、筋肉だけでなく血管に対する効果が高いところであると私は個人的に思っている。

加圧四肢の付け根を専用ベルトで適度に圧迫して、四肢に血液をプーリング(溜める)しながら行うのだが、その時に血液は末梢の毛細血管までしっかりと行き渡るのだ。

近頃ゴースト血管ということが言われ始めたけど、加圧トレーニングはまさにこのゴースト血管改善に力を発揮することだろう。

③ダイエット

10年前に加圧が流行ったのは、有名女優が続々と体型維持のために加圧トレーニングをしているとメディアで取り上げられたからだと思う。

先程も成長ホルモンに脂肪分解効果があると書いた通り、確かに加圧トレーニングにはダイエットのトレーニングとしてとても有効だと思う。実際加圧トレーニングをやっただけで痩せる人は結構いるものだ。

だけど、ダイエットにおいて最も重要なのは食事だ。それは、今も昔も変わることがないのだ。

④回復力のアップ

これに関しては先ほどの血流改善や成長ホルモンの効果によるところが大きいのかもしれないが、加圧トレーニングはリハビリテーションの分野において、驚くべき効果を発揮する。

その当時よく耳にした例をあげると、

・脳卒中で麻痺した手が動き始める

・骨折からの回復が40%早まる。(確か40%だったと思う)

・五十肩の腕がその場で挙がる。

・糖尿病の壊疽が改善する。

・大腿骨頭壊死が治る。

などなど、これらはほんの一部の症例に過ぎない。

なぜこんな効果が得られるのか難しいところは良くわかっていないと思うのだが、おそらく、患部の血流量が改善することが一番の要因なのではないだろうか。

その他にも色々あるけど、大体は血液循環の改善と内分泌系の活性によるものなんじゃないかと思われるがいかがだろうか?

次回は、加圧トレーニングの“裏”効果なんかも記事にしてみたいと思う。

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