前回の記事で、プロテインが飲めない理由を投稿したけど、今回はその解決編。
軽くおさらいすると、プロテインが飲めなくなるのは、軽い高アンモニア血症になっているということだ。そしてその原因は肝機能の低下にある。
なので、解決策は「肝機能を上げればよい」、ということになる。
ちなみに、肝機能低下の分かりやす症状としては、倦怠感、イライラする、右のわき腹が張る、右の背中が張る、頭痛などがある。
肝機能を上げるには、まず肝臓の負担を軽減する必要がある。
- とりあえず高タンパク食をやめる
- 過食していたらそれをやめる
- 食事の回数を減らす(1日1~2食)
- 薬を飲まない、もしくは減らす
- 断酒する
上記の項目を実践すれば、かなり肝臓への負担は軽減する。期間は1~2週間くらい。当然、肝機能の低下度合いによって期間はもう少し長くなる。
さて、続いてさらに積極的に肝機能を高めていく方法をお伝えしていきたいと思う。
①シリマリンの摂取
肝機能を高めるための第一選択サプリ。
シリマリンは「おおあざみ」というハーブの有効成分のことで、様々な肝臓の病気に対して効果的な治療法となることが証明されている。
脂肪肝、急性肝炎、慢性肝炎、薬による肝臓の損傷、毒性を持った化学物質による肝臓の損傷、進行した肝硬変にさえ効果がある。
個人的にもとても効果的なサプリメントだと実感していて、アルコールを摂取する人はその効果がハッキリわかると思う。個人的にはウ〇ン系サプリなんかより断然効く感じがわかる。
それと、どんな薬も肝臓を傷める可能性があるので、 薬を常飲している人は必ず摂取しておきたいサプリメントだ。
余談だが、アナボリックステロイドを使っている人は、必ずシリマリンを摂取して肝臓を保護していると耳にしたことがあるが、実際どうなのかはよく知らない。
摂取量としては、下記サプリメントを1日1~2個くらいでいいと思う。
②コリン&イノシトールの摂取
コリンとイノシトールはどちらも抗脂肪肝因子で、脂肪肝の予防・改善に効果的だ。
特に、アルコールを頻繁に摂取していたり、内臓脂肪過多な人はコリンとイノシトールが不足しているので、必ず摂取する必要がある。
ちなみに、コリンはイライラに、イノシトールはパニック障害に効くといわれている。
コリンとイノシトールはどちらもレシチンに多く含まれているので、代わりにレシチンの摂取でもいいと思う。
摂取量は、コリン&イノシトールなら1回1個を1日1~3回、レシチンなら大さじ1杯を1~3回。
③NAC(エヌアセチルシステイン)の摂取
NACはアミノ酸であるシステインの一つの形で、体内における強力な抗酸化酵素であるグルタチオンの前駆物質である。グルタチオンは肝臓に多く存在していて、あらゆる代謝を行う肝臓を保護している。グルタチオンは重金属や毒素の代謝に不可欠な酵素で、不足すると、肝臓は重金属や毒素による障害をうけてしまう。
NACは美白になるとよく聞くけど、私も摂取しているがイマイチよくわからない。それと、パーキンソン病やレビー小体型認知症の歩行改善に効果があるという話がある。
摂取量は、下記サプリメントを1回1個を1日~1~3回。
あとは適当にビタミンB群が多く入っているマルチビタミンとかを摂取していればいいと思う。例えばこれ↓
他にも色々増やしたいけど、肝機能が低下している人は、大量のサプリを受け付けないので。
どうしても上記のサプリメントを全て飲めないという人は、シリマリンだけ摂取していれば間違いないだろう。
とりあえず、体調が良くなるまで上記の肝臓ケアを続けてもらえば良いと思う。あとは、アンモニアを積極的に代謝させる為の対策をとる必要があるが、それはまた次回の記事で。
〈参考〉