高齢者こそ加圧トレーニングを

しばらくオメガ3の記事が続いたので、今度はトレーニングについて。

歳をとると筋肉が減っていくというのは高齢であるほど身に染みて実感しているところだと思う。
では、若いときはそれほど運動をしなくても、筋肉量は維持されていたはずなのに、 何故歳をとると筋肉が減ってしまうのだろうか?

その理由は筋肉の出納バランスにある。

筋肉は他の細胞と同様、常にリモデリングされており合成と分解を繰り返している。この筋タンパクの合成と分解の速度の差を出納バランスという。

合成が分解の速度を上回れば、筋タンパク合成の出納バランスはプラス(同化)となり、分解が合成の速度を上回れば、筋タンパク合成の出納バランスはマイナス(異化)となる。

通常、若年者も高齢者も安静空腹時は筋タンパク合成速度よりも分解速度の方が早いため、出納バランスはマイナス(異化)となる。

高齢者において、安静空腹時における筋タンパクの出納バランスは若年者と違いはない。

違うのは、食事をした時の筋タンパクの出納バランスなのだ。

若年者においては、食事をすることで筋タンパクの出納バランスがプラス(同化)になる。特に、高タンパク+糖質の食事摂取で高タンパクだけの場合より2倍同化が高まるのだ。

ところが、高齢者の場合食事をしただけでは、筋タンパクの出納バランスはプラスにならない。さらに、若年者の場合、高タンパクに糖質をプラスすることで同化が高まるが、高齢者の場合は、糖質をプラスすると高タンパクの効果を相殺し逆にマイナスとなってしまう。

これらの理由は、高齢者の場合筋タンパク合成刺激に対するある種の抵抗性があるからではないかとされている。例えば、筋タンパク同化作用が最も高いとされるアミノ酸のロイシンに対する感受性の低下や、タンパク同化作用の高いホルモンであるインスリンの抵抗性などがその要因とされている。

さて、それではどうしたら高齢者でも筋タンパクの出納バランスをプラスにできるのだろうか?

その答えがウェイトトレーニングだ。

筋力トレーニングを行うと、高齢者でも若年者でも年齢に関係なく同じように筋タンパク同化作用が促進されることが認められている。

ウェイトトレーニングによる筋タンパク同化促進作用は48時間続くので、理想的には1日おきの週3回、最低でも2日おきの週2回ウェイトトレーニングを行うことで、若いときと同じように筋タンパクの出納バランスはプラスになるのだ。

ちなみに、有酸素運動にはインスリン感受性を高める作用があるので、高タンパク+糖質の食事をしても、筋タンパクの合成が促進される。なので、高齢者はウェイトトレーニング だけでなく有酸素運動も必要だ。

そして、加圧トレーニングであれば、通常のウェイトトレーニングよりも軽い負荷で筋タンパクの合成が高まるので、高齢者には是非加圧トレーニングおススメしたいところである。

そして、高タンパク食も忘れずに。

〈参考〉

高齢者こそ加圧トレーニングを への3件のコメント

  1. ピンバック : 高齢者こそ有酸素運動を – 船橋加圧トレーニングセンター健康スタジオ56

  2. ピンバック : 高齢者こそウェイトトレーニングを~骨粗しょう症編~ – 船橋加圧トレーニングセンター健康スタジオ56

  3. ピンバック : 高齢者こそウェイトトレーニングを~骨粗しょう症~ – 船橋加圧トレーニングセンター健康スタジオ56

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