高齢者こそウェイトトレーニングを~骨粗しょう症~

以前、高齢者こそ加圧トレーニングをという記事を書いた。内容は筋肉をテーマにしていたので、今回は骨をテーマにしたいと思う。

高齢者に多い疾患として、骨粗しょう症がある。加齢により骨量が減少して、骨が弱くなってしまうものだ。こうなると、転倒しただけで簡単に骨折してしまう。実際、高齢者の転倒による骨折は後を絶たない。

特に、腰椎の圧迫骨折や大腿骨頚部の骨折が多く、大腿骨骨折の場合は最悪寝たきりとなってしまうパターンも少なくない。

骨量が減少してしまう要因はいくつかあって、女性の場合などは閉経によりホルモンレベルが低下することで減少しやすい。

なので、骨量が減少する前に、できるだけ骨量を高める対策をしておくべきだろう。

では、どんな対策が必要なのだろうか?

それは、運動だ。

運動による骨への荷重が、骨吸収(骨が溶け出す)を抑え、骨形成(骨に骨塩を沈着させる)を促進する作用があることが判っている。

逆に、無重力状態や寝たきりなどは、骨吸収を促進することが判っている。だから、寝たきりの人は転んだだけで簡単に骨折してしまうし、宇宙飛行士は宇宙から帰ってくると骨が弱くなるのだ(その予防のために宇宙では必ず筋力トレーニングをする)。

なので、運動を積極的に行うことで骨粗しょう症を予防・改善することが可能なのだ。

では、どういった運動をすればいいのだろうか?

スポーツ別で骨密度を計測した調査によれば、バスケットやバレーボールなどのジャンプ動作の多い種目で骨密度が高いことが判っている。ジャンプをすれば着地した際に体重の何倍もの強い負荷が身体にかかるからだろう。

その他、ウェイトリフティングやラグビーなども骨密度が高い。ウェイトリフティングは思いバーベルを担ぐし、ラグビーはコンタクトが強いのでこれもまた体にかかる荷重が大きい。

逆に、骨密度を上げないのは水泳だ。水の中は浮力があるので地上よりもさらに骨に荷重がかからない。あとは長距離走も骨密度が上がらない。

だからといって、高齢者にいきなりバスケやラグビーをやれといいたいわけではない。ジャンプ動作がいいのであれば軽くその場でジャンプを何回かしたり、縄跳びを軽くやればいいだけだ。

ウェイトトレーニングであれば、下半身の筋肉を鍛えるようなスクワットなど種目を行うことで、大腿骨に強い負荷をかけることができる。

そして、できることなら加圧トレーニングでスクワットをおススメする。加圧トレーニングなら強い負荷をかけなくても、骨吸収を抑える作用があることが判っているのだ。

〈参考〉

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