不妊のための栄養素~亜鉛~

これまでは脂溶性ビタミンにスポットを当ててきたが、今回は亜鉛。

亜鉛は必須ミネラルの一つで、不妊においても重要な微量元素の一つだ。特に男性においてはセックスミネラルといわれるくらい生殖機能の維持に必要不可欠なものといえる。

以下に、不妊における亜鉛の重要性を示したいと思う。

  • 亜鉛の持つ生理機能の一つに、生殖器の発育及び生殖機能の維持があげられる。亜鉛欠乏は男性においても女性においても生殖機能の障害をもたらす。
  • 亜鉛は前立腺や精液に多量に含まれている。
  • 亜鉛欠乏時には精細管の萎縮や生殖細胞の分化の障害がみられ、亜鉛投与により正常化する。
  • 精液中の亜鉛濃度が低下すると、精子の数が減少するのみならず精子の運動も低下し、不妊の原因になる。
  • 亜鉛は妊娠の維持、胎児への栄養のために必要な微量元素であり妊娠前から十分に摂取するよう推奨される。
  • 亜鉛は羊水中に多く含まれ、羊水の抗炎症作用、抗菌作用、抗酸化作用を増強し、胎児の発育に多大な影響を及ぼす。
  • 血清亜鉛は妊娠中期には著明にていかするため、妊婦における亜鉛摂取の重要性を喚起する必要がある。
  • 妊娠中のラットに亜鉛欠乏食を与えると重症貧血や発育障害、奇形をきたす。
  • 妊娠後期では非貧血妊婦に比し、貧血妊婦では鉄も亜鉛も低下している。
  • ヘモグロビン濃度が10g/dl以下の貧血妊婦に鉄剤のみ投与しても改善しないが、亜鉛を同時に投与すると2週間程度で改善するという報告がある。

「亜鉛の機能と健康」より

亜鉛は子供の成長にも大半重要で、亜鉛が欠乏すると成長障害が起こる。小人症の原因は亜鉛欠乏によるものとされている。というわけで、亜鉛は妊娠のため、胎児の成長のため、子供の成長のために必要不可欠なのだ。

肝心の摂取量は、厚生労働省は成人男性で1日当たり10mg、成人女性で8mgとしているが、これでは少なすぎる。欠乏症にぎりぎりならない程度の量だろう。逆に厚生労働省による、耐用上限量は男性で45mg、女性で35mgとされている。つまり、これくらいまでなら摂取しても過剰症などの問題はまず起きないだろうということだ。

不妊改善に取り組むのであれば、少なくとも上限量を目指して摂取していく必要があるだろう。

亜鉛を多く含む食品として有名なのが「牡蠣」だが、100gあたり13mg程亜鉛が含まれている。牡蠣100gがどのくらいの量なのかわからないが、毎日牡蠣を食べるなら亜鉛が30mg含まれるサプリメントを1つ摂取する方がよっぽど楽だろう。

一つだけ気をつけたいのは、亜鉛を高容量で長期間摂取していると、銅の不足がおこり貧血や白血球の減少にいたる可能性があるので、サプリメントで摂取する際は、銅含有のものを選んだ方がいいだろう。

亜鉛

これ1個で亜鉛が30mgと銅が0.3mg摂取できる。そして、数ある亜鉛サプリの中でも吸収効率が一番良いとされる「L-OptiZinc」だ。そしてとても安いのが魅力でもある。

男性なら1~2個。女性なら1個でいいと思うが、妊娠前は生殖機能を改善するために一時的に倍量摂取してもいいと思う(特に男性)。妊娠したら1個で維持すればいいのではないだろうか。亜鉛の大量摂取は長期間でなければ特に問題ないとされている。

サプリメントで亜鉛を摂取する際の注意点は、必ず食後に摂取するということ。空腹時に摂取すると、胃痛、吐き気、嘔吐などの症状に見舞われるので注意が必要だ。個人的には朝食後よりも夕食後の方がこういった症状が出にくいと思う。

〈参考〉

「亜鉛の機能と健康」

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