不妊のための栄養素~セレン~

亜鉛、鉄とミネラルが続いたので、今回も必須ミネラルの「セレン」を紹介したいと思う。

セレンは体内における最強の抗酸化酵素であるグルタチオンぺルオキシターゼの補酵素で、セレン欠乏はこの酵素の活性を低下させてしまう。

さらに、ビタミンEと協働して働くので、ビタミンEの効果をさらに高める働きがある。

セレンは女性よりも男性に必要で、男性のセレンの半分は、睾丸と前立腺につながる精管に集中している。また、精液にも含まれているので、射精のたびに体外に出てしまう。

セレンの不足は精子の減少をもたらし、男性不妊につながる。逆に、セレンが十分にあると精子の数を増加させ、男性の授精能を高めるので、男性には必要不可欠な栄養素だ。

セレンの推奨量は30㎍とされていて、上限量は400㎍前後。ちなみに、日本人の平均摂取量は100㎍といわれているので、特にサプリメントで摂取する必要はないかもしれない。

セレンの豊富な食材は、魚介類、肉類、小麦胚芽、玄米、ニンニクなど。サプリメントからではなく、これらの食品を意識して摂取すれば十分だろう。特にブラジリアンナッツには大量にセレンが含まれているので、普段の食事にプラスしてこれを1個食べれば十分だと思う。

もしくは、マルチビタミンなどにも大体セレンが入っているので、マルチビタミンを摂取している人は、あえてセレンのサプリやセレンの多い食材を食べる必要はないだろう。

マルチビタミン

このマルチビタミンは度々紹介しているが、ベースサプリとして大変優秀なので今回も紹介しておきたいと思う。

セレンの含有量は2つで200㎍。結構な量なので、過剰症が気になる人は1日1個にしておいてもいいかもしれない。ちなみに私はここ2年くらい1日2~3個は摂取しているが、特に過剰症になるようなことはないし、当施設の会員さんにも飲んでもらっているが、未だに過剰症になった人はいない。

このサプリは大変人気の高いサプリなのだが、インターネット上で検索してもこれを摂取してセレン過剰症になったという人はヒットしないかった。

ちなみに、 最も多く報告されているセレン中毒の症状は,髪と爪の脆弱化と消失なのだそうだ。その他、ニンニクのような口臭、胃腸障害、倦怠感,いらいら及び神経系異常など。

セレン過剰摂取の早期的な指標となるのは、呼気のニンニク臭や口中の金属味なので、そうなったら早期に摂取を控える必要があるだろう。

〈参考〉

「完全版ビタミン・バイブル/アール・ミンデル」

「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要 」

「ライナスポーリング研究所/微量栄養素情報センター/セレン」

「統合医療」情報発信サイト

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