不妊のための栄養素~マグネシウム~

ミネラルが3つ続いたので、今日もミネラル。

マグネシウムは必須ミネラルの中でも、カルシウムに並び必要量が多い栄養素で、体内における様々な生化学反応(タンパク質合成、筋肉や神経の機能、血糖や血圧のコントロールなど)を制御している300種類以上の酵素反応の補因子として大変重要な役割を担っている。

妊娠とマグネシウムには以下のような関連がある。

  • 多嚢胞性卵巣症候群の予防・改善。
  • 不妊の原因の一つとされる、卵管のけいれんを防ぐ。
  • 男性の精液中にはマグネシウムと亜鉛が大量に見られるが、不妊症の男性の場合マグネシウムのレベルが非常に低い。
  • 妊娠高血圧の予防・改善。
  • 早産を防止する。
  • 悪阻(つわり)の予防・改善。
  • 胎児の脳性まひの発症を抑える。

これだけの関連があるのだから、妊娠を希望する人にとってマグネシウムの摂取は必須と言っていいだろう。

特に、妊娠中はマグネシウムが不足する傾向にあり、そのため悪阻、妊娠高血圧、早産になってしまうことがあるようだ。

厚生労働省によると、推奨摂取量は女性で290mg、男性で370mgとされている。日本国民の推定摂取量は200mg前後のようなので、100~170mg程度不足していると考えられる。

ただし、マグネシウムはかなり不足している人が多いと考えられていて、以下の項目に当てはまる人は、もっと大目に摂取する必要があるだろう。

  • アルコールを毎日摂取している
  • 毎日運動しいて消耗が激しい
  • ピルを飲んでいる
  • 高血圧
  • 多嚢胞性卵巣症候群
  • 偏頭痛
  • 慢性ストレス
  • うつ、不安神経症
  • マグネシウムは摂らずカルシウムのサプリメントばかり摂取している
  • 足がよく攣る
  • まぶたの痙攣
  • 月経痛
  • 慢性疲労症候群
  • 不整脈などの心疾患

逆にいえば、これらの問題を抱えている人は、マグネシウムの摂取で改善される可能性がある。

一つだけ注意点として、腎機能が低下している人は、高容量のマグネシウムを継続摂取していると、高マグネシウム血症になる可能性があるので気を付けた方がいいだろう。

そうでなければ、多少大目に摂取しても気にする必要はないだろう。

マグネシウム

マグネシウムのサプリメントにはいろいろ種類があって、キレートしているものによって吸収率やその作用も多少変わってくるようだ。

吸収率が高いのはアミノ酸でキレートされているものなのだが、一応もっとも一般的で安価なクエン酸マグネシウムを紹介しておく。

これは1個あたり133mgのマグネシウムが摂取できるので、1日1~2個摂取すれば推奨摂取量の不足分を補えるだろう。

ただ、上記に示したマグネシウム不足の傾向がある人は、それでは足りないかもしれない。その場合、症状の様子を見ながら、1日2~4個くらいは摂取していいと思う。

気をつけたいのは、一気に何個も摂取するとお腹がゆるくなって下痢をしやすいので、1回の摂取量は1個がいいだろう。

〈参考〉

「奇跡のマグネシウム/キャロリン・ディーン」

「悪阻なんてこわくない/恩田威一」

「統合医療情報発信サイト」

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