発達障害のための栄養素~亜鉛~

ミネラルが続いたので、今回は「亜鉛」。

亜鉛もマグネシウムと同様、300種以上の酵素反応の補因子として働くので、亜鉛欠乏は体内のシステムが正常に働かなくなる。

特に自閉症児は亜鉛が不足しているそうで、定型発達の子と比べると自閉症児の40%以上が亜鉛の値が低かったそうだ。

その他、503人の自閉症の子供を対象にした亜鉛の研究を実施した、ウィリアムス・ウォルシュ博士によれば、自閉症児の85%に「銅と亜鉛の値を比較した結果、銅の値が高い」という結果が出たそうだ。

この結果が何を意味するかというと、銅と亜鉛は拮抗ミネラルで、片方のミネラルが過剰になるともう片方が減少してしまうということだ。多くの自閉症児は何らかの理由で、銅が過剰になり亜鉛が不足しているようだ。

そして、銅の過剰は精神疾患との関連もあるとされていて、特に銅の過剰は攻撃性を高めることで知られている。

亜鉛と銅の比率は医療機関などで検査できるので、気になる人は検査してもらうといいだろう。

お子さんの亜鉛欠乏の目安として、以下の兆候を確認してみよう。

  • 成長の遅延
  • 皮膚の乾燥、アトピー
  • 傷が治りにくい
  • 髪の毛が細く、千切れやすい
  • 爪が弱く、白い斑点ができている
  • 食欲の減退
  • 感染症にかかりやすい

その他、感情の不安定、不機嫌、目が合わないという症状も亜鉛不足で見られることがあるそうだ。

私は発達障害の子に体操を教える仕事もしていたりするのだが、発達障害の子はアトピーのある子がかなり多いように思う。だからといって、アトピーだから必ず発達障害というわけではないが、アトピーがあるということは亜鉛欠乏の可能性がきわめて高いということだ。

摂取量は、「発達障害の子供が変わる食事」によれば、発達障害の子の場合、1日25~50mgの摂取を推奨している。もしくは、体重1kgあたり2mgの摂取を推奨する研究者もいるそうだ。これは結構多い量だと思うが、そのくらい亜鉛の摂取が重要だということなのだろう。

ところが、この量を食事で摂取するのはかなり難しい。なのでサプリメントでの摂取を推奨する。

サプリメントで摂取する際の注意点として、亜鉛は空腹時に摂取すると高い確率で胃の痛みや吐き気に襲われるので、必ず食後に摂取させるようにすること。朝よりは夕食後の方がいいだろう。

それと、亜鉛の過剰摂取は銅の欠乏だけでなく鉄欠乏をも招くので、その辺も注意しておきたいところだ。

例えば、朝は鉄を飲んで、夜は亜鉛を飲むみたいな工夫が必要だろう。

【亜鉛】

このサプリは1個で30mgの亜鉛が摂取できるので、1日1~2個摂取すればいいだろう。子供なら1個でいいと思うが、アトピーなど皮膚の疾患がある場合は2個がいい。その場合は一度に2個じゃなくて、2回以上に分けること。皮膚の状態がよくなってきたら、1日か2日に1個でいいだろう。吸収性は他の亜鉛に比べて1番良いよされているが、これにはあえて銅が入っているので、銅過剰が疑われる場合はこれではなく銅が入っていないものを選ぼう。

これは銅が入っていないし、ピコリン酸亜鉛は吸収性もいいのでおススメできると思う。錠剤の大きさも、サイトの写真を見る限りそれほど大きくないようなので、小学生なら飲めるだろう。これも1日1~2個。

しかし、どうしてもカプセルや錠剤が飲めない場合は、トローチタイプのものを選ぶといいだろう。

アメリカでは風邪をひいたときに、亜鉛のトローチを舐めるらしいのだが、これがそれ。亜鉛には殺菌作用があるので、喉が痛くなったりしたら舐めてみるのもいいと思う。味は悪くないと思うが、これも出来れば空腹時ではなく食後の方がいいだろう。これも1日1~2個。他にもいくつかトローチタイプのものがあるので、探してみよう。

〈参考〉

「発達障害の子供が変わる食事」

発達障害のための栄養素~亜鉛~ への1件のコメント

  1. ピンバック : 発達障害のための栄養素~ビタミンA~ – 船橋加圧トレーニングセンター健康スタジオ56

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