発達障害のための栄養素~ビタミンC~

今回は「ビタミンC」について。

ビタミンCというと免疫系への作用や、コラーゲンの合成などのイメージが強いが、脳においても大変重要な栄養素のひとつなのだ。

かなり昔の研究だが、クバラとカッツの研究によって、血中のビタミンC濃度と知能指数(IQ)の間には、相関関係にあるということがわかっている。

この研究は、幼稚園から大学までの学生児童を、血中のビタミンC濃度の高いグループと低いグループに分けて、知能テストをさせるというもので、その結果、血中ビタミンC濃度が高いグループ知能指数の平均が113.22、低いグループの平均が108.71とその差は4.51であった。

この結果を受け、6カ月間両グループにオレンジジュース(ビタミンCが豊富)を飲ませて、知能テストを繰りかえしたところ、高ビタミンCグループの知能指数は平均0.02しか上昇しなかったが、低ビタミンCグループは平均3.54も上昇した。低ビタミンCグループの方が優位に知能指数が高まったのである。

これは、もともと高ビタミンCのグループはオレンジジュース程度ではそれほど血中ビタミンC濃度は変わらなかったのに対し、低ビタミンCグループは血中ビタミンC濃度が上昇したことで、知能指数も高ビタミンCグループに近づいたのだろう。

このことから、血中ビタミンCを高めれば、知能指数は向上すると考えられる。

今回の研究において低ビタミンCグループが上昇した知能指数の値は、1日当たりおよそビタミンCを追加して摂取したくらいのものだそうだ。

ビタミンCの権威である、ライナス・ポーリングによれば、ビタミンCの摂取量をさらに増やせば、さらに脳の機能は高まるだろうとしている。

ちなみに、前回の「ビタミンB群」の記事の中で、ハレル博士の研究を紹介したが、ハレル博士は知的障害児に1日1500mgのビタミンCを摂取させていたようだ。知的に問題がある場合、それ位の摂取が必要なようだ。

【ビタミンC】

海外のビタミンCサプリメントはとにかくデカい!なので、子供にはおススメできないので、国内のビタミンCからスタートするといいだろう。これはカプセルタイプなのだが、日本サイズなので割と飲みやすいと思う。これを1日3個飲めば1500mgになる。ビタミンCは水溶性で割とすぐに体外に排出されてしまうので、3個飲むなら一気に飲まずに、1日3回に分けた方がいいだろう。

ただ、アトピーや花粉症などのアレルギー、ストレスの強い環境で育っている場合は、慢性的なビタミンC欠乏状態なので、倍の3000mg以上は摂取してもいいと思う。

下痢やガスがお腹に溜まるようなら、1回の量を減らすこと。少量でもそのようになる場合は、「マグネシウムの記事」で書いた通り、腸の立て直しが必要か、もしくはビタミンCが体内に充足してくると、あまり吸収しなくなるので、多めに摂取するとそのようになることがある。

以前「鉄の記事」で書いたが、鉄欠乏の子はカプセルなどを飲み込むのが苦手なので、上記のサプリでも正直厳しいと思う。幼児であればなおさらだ。そこでおすすめなのが、粉末タイプのビタミンCだ。

これはビタミンCの1kg粉末。メリットは錠剤の者よりもとにかくコスパがいい。デメリットはけっこう酸っぱい。だけど、オレンジジュースなんかに混ぜると、もともと酸っぱいのであまり気にせず飲めると思う。もしくは、グレープジュースなどの酸っぱくないものに混ぜてもいいと思う。あとはプロテインに混ぜるのも味がスッキリさっぱりしてフレーバーによっては飲みやすくなる。(ココアやチョコ味には合わない)

もう一つのおススメが、アスコルビン酸マグネシウムの粉末だ。

これは緩衝型のビタミンCで、マグネシウムによってビタミンCの酸度を抑えているものだ。抑えているとはいえど、そこそこ酸っぱいし、マグネシウムの味があまりよくない。だけど、ビタミンCと少量ではあるがマグネシウムも摂取できるので、オレンジジュースやプロテインに混ぜるならとてもいいと思う。ちなみに、うちの娘にはビーレジェンドのくまもんミカン味のプロテインに混ぜて飲ませている。もともとプロテインが酸っぱいので味があまり変わらず飲みやすい。

〈参考〉

「ポーリング博士のビタミンC健康法」

「ビタミンC健康法」

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