発達障害のための栄養素~ビタミンD~

意外かもしれないが、ビタミンDも発達障害とのかかわりの深い栄養素のひとつなのだ。

  • 筋肉と骨の成長
  • アレルギー、自己免疫疾患の改善
  • 脳細胞の発達

骨の成長ならわかるが、筋肉にもビタミンDが必要で、筋肉にはビタミンDの受容体があり、ビタミンDが不足すると特に速筋繊維が萎縮することがわかっている。発達障害の子は筋力が弱い傾向にあるので、ビタミンDの不足は骨の成長だけでなく筋肉のためにも必要なのだ。

それと、ビタミンDはアレルギーや自己免疫疾患との関わりも指摘されている。発達障害の子はアレルギーなどの免疫系の疾患を患っている子も多い。ビタミンDは免疫系を健全化するのに必要な栄養素なのだ。

そして、脳の発達にもビタミンDが必要で、脳の神経細胞や神経細胞の恒常性を担うグリア細胞にはビタミンD受容体があることがわかっている。さらに、ビタミンDは血液脳関門を通れることから、ビタミンンDが脳に必要な栄養素だということが容易に理解できる。

具体的に、ビタミンDは「神経成長因子(NGF)」や「脳由来神経栄養因子(BDNF)」という脳細胞の発生や成長に関わる物質の合成を促進するとされている。

うつや統合失調症との関わりも指摘されているので、脳の正常な機能のためにはビタミンDが必要なのだ。

ビタミンDの摂取量は「不妊のための栄養素~ビタミンD~」でも紹介したが、健常な成人で1日10000IUまでなら過剰症などの問題はなさそうだ。子供ならその1/3~半分の3000~5000IUといったところだろうか。

ただ、ビタミンDは血中濃度がものをいうというか、血中濃度が高まらなければその効果は期待できない。なので、難しいところではあるが、小さな子供の場合は1日2000~5000IUの間で調節しておけばいいと思う。

例えば、冬季など日照時間の短い季節は多めに摂取して、日照時間の長い夏季は少なめか、摂取を控えるなどの対策をしておけばいいだろう。

ただ、アレルギーや自己免疫疾患がある場合はこの量では少ないかもしれない。 一つ例をあげると、私の娘(小3)の場合、花粉症があるので1日5000IU飲ませていたが全く効果はなく、1日20000IUまで増やしてやっと症状が軽くなり始めた。

こういった例もあるので、最初のうちはやや多めに摂取させて、症状が緩和されてきたら、少なくして維持する形をとるのがいいだろう。

ただ、ビタミンDの大量摂取をすると、ビタミンAとビタミンKの枯渇が起こるので、できることならどちらも併せて摂取する必要があるだろう。

ビタミンAはレバーかサプリで、ビタミンKは納豆で摂取できる。

【ビタミンD】

このサプリは1個で2000IUのビタミンDが摂取できるので、これを1日1~3個くらい摂取するといいと思う。アレルギーなどがある場合は、もっと増やさないと効果がみられないかもしれない。それなら、思い切って5000IUとか10000IUのものを摂取させてもいいと思う。ただし一時的にだ。

ただ、ビタミンDは日光に当たれば体内で合成できるので、ビタミンDが不足していそうな子は、とにかく外で遊ばせるのが一番だ。

〈参考〉

「ビタミンDは長寿ホルモン」

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