パニック障害を改善するには

前回の投稿に引き続き、今日もまずはヤフーニュースの記事をご紹介したいと思う。

パニック障害 ある日突然、動悸やめまいが

パニック障害は、突然動悸、息切れ、めまいなどの自律神経症状などのパニック発作が起こり、強烈な不安感に襲われる病気だ。

特に、電車の中や閉鎖的空間、交通量の多い道路や人込みで発作が起きやすいといわれている。

私のクライアントにもパニック障害と思われる方が何人かいるが、やはり揃って電車内での発作が非常に多いとのこと。急に呼吸困難になったり、猛烈な不安に襲われるそうだ。

パニック障害が進行すると、家にこもりがちになり、外出することができなくなる。これを広場恐怖症という。

パニック障害の治療は、主に抗不安薬などの薬剤によるものになるのだが、実はパニック障害は栄養療法で改善する可能性がある。

その参考となるのがこの書籍だ。

タイトルの通り、パニック障害は鉄不足が原因のひとつなのだという。実際、著者の藤川徳美医師は、鉄の処方や食事指導により何人ものパニック障害患者を治療している。

ポイントとなるのは、体内の貯蔵鉄の指標である「フェリチン」の値だ。フェリチンが低いとパニック障害に限らず、うつ病などの精神疾患の原因となるようだ。

なので、まずは自分のフェリチンの値を知る必要がある。むやみに鉄を飲めばいいというわけでもない。 フェリチンは病院で検査できるが、一般的な血液検査の項目に入っていないので、検査をする前に「フェリチンを測ってほしい。」の一言を忘れないようにしよう。

そして、藤川医師によればフェリチンの値は100ng/ml以上を目標値としている。一般的な基準値が男性で21~282ng/ml、女性で5~157ng/ml。かなり幅広いが、藤川医師によればこの下限値付近の値だとかなりの鉄欠乏状態といえるそうだ。

もしくは、一般的な血液検査の項目である「MCV」の値を確認することでもある程度判断できる。MCVは血球の大きさを表す指標なのだが、この値が低ければ血球が小さく、鉄が不足してることがわかる。逆に値が大きすぎれば血球が大きすぎて葉酸、B12の不足や溶血性貧血が疑われる。

つまり、下記のように推測することができる。

  1. ヘモグロビン=低い MCV=低い 鉄欠乏(フェリチン低値)
  2. ヘモグロビン=正常 MCV=低い 鉄欠乏(フェリチン低値)
  3. ヘモグロビン=低い MCV=高い 葉酸、B12欠乏(巨赤芽球性貧血)、銅欠乏

藤川医師は書籍の中で、MCVの目標値を95~98flとしてる。一般的な基準値は80~100flだ。90以下では顕著な鉄欠乏とのこと。

それと、藤川医師は鉄だけでなくタンパク質の重要性についても言及している。フェリチン自体が鉄結合性のタンパク質のことなので、タンパク質が不足しているとフェリチンの値は上がりにくい。

私のクライアントにも、鉄やその他のサプリメントを奨めたところ、パニック症状が大幅に改善されている。

というわけで、パニック障害を患っているのであれば、是非この書籍を読んでいただき、栄養療法に取り組まれることをおススメする。

【鉄】

藤川医師のフェイスブックなどを拝見すると、重度のフェリチン欠乏状態の場合、1日に鉄剤(フェルム)100mg+100mg前後の鉄サプリ(上記のサプリを1日3個)を処方しているようだ。なので、鉄の摂取量は1日200mgになる。これは普通でいったらかなり多い量なのだが、特に鉄欠乏が深刻な20~40代の女性(毎月の生理や出産により鉄欠乏となる)はこのくらい摂取しないと改善に至らないのだろう。

男性の場合は生理がないので、もう少し少ない量かつ短期間で改善できるだろう。しかし、痔や胃潰瘍による出血などが慢性的にある場合は多めに摂取する必要がある。というか、まず出血の原因を改善すべきだろう。

それと高タンパク食を忘れずに。最低でも1日体重×1gは必要だ。

〈参考〉

「うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった」

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